国土交通省が発表した静岡県の公示地価は、全用途の平均変動率がマイナスとなり、コロナ禍の先行き不透明な状況から、住宅地の価格も大幅に下落しています。住宅地変動率は13年連続して下落しています。
変動率上位は、首都圏に近く新幹線駅のある熱海市、三島市、JR三島駅に近い長泉町、清水町。企業のテレワーク普及により、都市部から首都圏へのアクセスが良いこれらの地域の別荘やリゾートマンションを購入する動きがあります。
変動率下位は、高齢化や過疎地で新規需要が限定的な地域や沿岸部に位置する市町が多くを占めます。

静岡県全体住宅地 

平均価格 72,000円/平方メートル (令和2年度 72,900円/平方メートル)    

平均変動率 -1.5 % (令和2年度 -0.7%)


住宅地 平均価格(単位 円/平方メートル) : 前年変動率(単位 %)

静岡市 113,000 (令和2年度 114,200) : -1.6 (令和2年度 -0.6)

浜松市 72,600 (令和2年度 73,300) : -1.2 (令和2年度 -1.2)

沼津市 86,400(令和2年度 87,700) : -1.7 (令和2年度 -1.3)


(静岡県公式HPhttp://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-520a/r3kouji.html より)


相続した空き家、または今の住まいを売るのを、コロナ禍だからしばらく様子をみようという方も多いと思います。しかし、建物は時間が経てば経つほど劣化します。中古住宅を探している人は、見た目よりも築年数を気にして探す人の方が多い事もあり、しばらく様子をみている内にどんどん価値が下がって行く事も頭に入れておいた方が良いでしょう。


今後、コロナの影響により企業経営悪化、給与所得が下がる動きがあれば、住宅地の価格の下落がより大きくなる可能性もあります。コロナの影響がない時から土地の価格が下がっている事を考えると、売りたいのであれば早く動いておいた方が良いのではないでしょうか?


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