家を建てたのに転勤が決まってしまった!すぐ売ることはできる??

一戸建てを購入した後に転勤になってしまった話はよく聞きます。その場合「売却する」「賃貸に出す」「そのままにしておく」のどれかを選択することとなると思います。

それぞれのメリットデメリットを考えて選択したいですね。

まず賃貸に出す場合

 ①賃貸物件の仲介を取り扱う不動産会社を探す
 ②不動産会社と契約を結ぶ
 ③賃料や条件等を決めて入居者を探してもらう
 ④入居者と賃貸借契約を結ぶ
 手順で賃貸に出します
 
メリットとしては、家賃収入があることです。入居者がいれば月々の家賃収入としてお金が入ってきます。
 ただ、住宅ローンの返済中の場合は借り入れた金融機関に相談をしてください。住宅ローンは本人やその家族が住むための家を購入するために使えるローンのため、勝手に賃貸してしまうと契約違反となり、ローンの種類が変更になって金利が上がったり一括返済を求められるケースがあります。
 また、空き家にした際の家の老朽化や不審者、放火のリスクを回避できます。
 
デメリットの一つは、家賃滞納や綺麗に使用してくれない、近隣とトラブルを起こすなどの事態が発生することがあることです。トラブルの対応は管理会社や不動産会社が当たってくれますが、全く関わらないことはありません。
 他に、賃貸の期間を定めない「普通借家契約」とした場合には、法律上借主側の方の権利が保護されるので、借主が契約更新を希望すれば正当な事由がない限り貸主は契約更新を断れません。転勤から戻ってきたからというのは正当な事由ではないため、転勤が終わったからと借主を退去させることはできず、転勤から戻った後にその家に住むことが難しくなります。
 逆に期間を決めて賃貸を出す「定期借家契約」をした場合は、契約期間で退去してもらうことが可能ですが、期間が決められているせいで借り手が見つかり辛く、家賃設定を低めに設定しなければいけない場合が多いです。
 また、住宅ローン返済中の家の場合、賃貸中も返済しなければならず入居者が見つからなければ転勤先の家賃と住宅ローンのどちらも払わなければならず大変になる事もあります。
 さらに賃貸に出すデメリットとして、管理費用がかかることも挙げられます。一般的に賃貸仲介を依頼した不動産会社に管理もお願いすることが多いですが、家賃の5〜10%管理費として支払う必要があります。
 
転勤期間が決まっていて短期間(1年以内)ではないこと、3、4年のうちに戻ってくる事が確定している場合には賃貸に出す事も視野に入れていいと思います。
 

売却の場合

 ①相場を調べる
 ②不動産会社に査定を依頼する
 ③不動産会社と媒介契約を結ぶ
 ④購入希望者を探してもらう
 ⑤購入者と売買契約を結ぶ
 ⑥引き渡しの準備
 ⑦残代金の受け取り、物件の引き渡し
 の手順で不動産会社に仲介を依頼して進める事が一般的でしょう。

 転勤の年数がはっきりしていれば賃貸でもいいですが、はっきりしない、5年以上戻って来られない、将来戻って来ないかもしれないという場合には売却がオススメです。また、賃貸に出そうとしたけれどもなかなか借主が見つからない場合も売却を考えた方がいいでしょう。
 賃貸で貸している間も家の価値はどんどん下がっていく事も考えると、築浅で需要が多く高く売れるうちに売っておいた方が良い場合もあります。

 売却するメリットとしては、管理費用がかからない事です。
 固定資産税やメンテナンスの費用が所有者であるうちは払う必要がありますので、この負担が売却すればありません。
 住宅ローン返済中であれば、売却によってローンの完済してスッキリし、転勤先で新たにマイホームを購入ということもできますし、戻ることが確実ならば戻ってきた時にその時のライフスタイルに合った新しい家を購入も考えられます。

 では、デメリットはどうでしょう?
 住宅ローンが残っている場合に、ローンの残りの金額が売却価格よりも大きくなってしまった時が問題です。売却価格<残っている住宅ローンの状態をオーバーローンと言い、売却金額と貯蓄で住宅ローンを完済できれば良いのですが、それでも完済できない場合は基本的に売却はできません。買い替えローンや任意売却などの方法もありますが、賃貸や空き家にしておく事も含めよく検討した方が良いでしょう。
 

空き家にしておく場合

 空き家にしておくメリットとしては、他人に貸さないので安心な事と、いつでも戻って住める事です。1、2年で早期に戻るのが分かっていれば、短期間の賃貸では借り手もなかなか見つからないし、わざわざ売る必要はなく空き家にしていいと思います。
 
空き家のデメリットは、空き家にする事で人が住んでいない家はどんどん傷んでいきますので管理をしなければいけない事と、放火や不審者侵入のリスク、住宅ローンや固定資産税を払いながら転勤先の家賃も支払わなければいけない事です。

 長期間空き家にしておく事はリスクが高いためオススメしません。
 

どれを選択するかは、今後の生活や転勤の期間、住宅ローンや査定金額を見て考えてみましょう。査定依頼する場合は、一括査定サイトを利用するよりも地域にある売却に強い不動産会社に査定を頼む事をオススメします。その地域に詳しく、より正確な査定額が出せます。一括査定サイトでは、契約を取りたいが為にわざと高い査定額を出して、結局売れずに残ってしまうような事があるからです。詳しくはこちらをご覧ください。不動産売却一括査定って、便利そうだけど、、、


株式会社オースリーでは、磐田市、静岡県西部を中心に不動産売却を仲介してきた実績と経験があります。


不動産売却専門店として、お客様の大切な思い出の家をより良い条件で売却できるよう、専門スタッフが丁寧にお話を伺い、対応いたします。
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