国土交通省が発表した静岡県の公示地価は、全用途の平均変動率がマイナスとなり、コロナ禍の先行き不透明な状況から、住宅地の価格も大幅に下落しています。住宅地変動率は13年連続して下落しています。(国土交通省https://www.land.mlit.go.jp/landPrice/AriaServlet?MOD=2&TYP=0)

しかし、中部レインズ(公益社団法人中部圏不動産流通機構)のデータから、静岡県の土地(住宅地)の成約・価格推移をみると、成約件数、平均価格共に前年より上がっているのが分かります。新型コロナの影響前の2019年と比べても上がっています。


集合住宅とは違い、隣や上・下の騒音がない、自分の生活音に配慮せずに住むといった、戸建てならではの価値が新型コロナウイルス流行禍で上がった可能性があり、リモートワークも広がったことから、地方の利便性の高い場所へ移住しようとする動きがあったのではないかと思われます。

対して、新築戸建ての推移を見ると、成約件数は大きく減り、販売平均価格は上昇しています。コロナ禍で新築物件の売れ行きが好調だった住宅販売がウッドショックにより木材不足、木材の仕入れ価格が急騰し住宅価格が値上がりしていることが影響しているのでしょう。このウッドショックによる価格上昇は、いつまで続くのか、先を見通せない状況となっています。

静岡県の中古戸建て成約・価格推移を見ていくと成約件数はほぼ変わりありませんが、平均価格は緩やかに下がっています。新型コロナの影響で戸建ての需要は高まっていますが、立地条件や状態の良い場合でなければ、相場価格は下がってきており、今後も上がる事はまずないと考えられます。

相続した空き家、または今の住まいを売るのを、コロナ禍だからしばらく様子をみようという方も多いと思います。しかし、建物は時間が経てば経つほど劣化します。中古住宅を探している人は、見た目よりも築年数を気にして探す人の方が多い事もあり、しばらく様子をみている内にどんどん価値が下がって行く事も頭に入れておいた方が良いでしょう。

今後、コロナの影響により企業経営悪化、給与所得が下がる動きがあれば、住宅地の価格の下落がより大きくなる可能性もあります。コロナの影響がない時から土地の価格が下がっている事を考えると、売りたいのであれば早く動いておいた方が良いのではないでしょうか?

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