空き家の増加、30年で約2倍に
総務省は、2023年(令和5年)10月1日現在で「住宅・土地統計調査」を実施しました。 1948年(昭和23年)以来5年ごとに実施しており、今回で16回目です。
2023年10月1日現在における我が国の総住宅数は6502万戸と、2018年と比べ、4.2%(261万戸) の増加となっています。総住宅数はこれまで一貫して増加が続いており、過去最多です。
静岡県の総住宅数は、2023年177万戸で、2018年171万戸と比べ3.5%増となりました。
全国の空き家数は900万戸と過去最多、2018年から51万戸の増加、空き家率も13.8%と過去最高です。
賃貸・売却用や二次的住宅(別荘など)を除く空き家数は37万戸の増加となっています。
総住宅数に占める空き家の割合(空き家率)は13.8%と、2018年(13.6%)から0.2ポイ ント上昇し、過去最高です。
空き家数の推移をみると、これまで一貫して増加が続いており、1993年から2023年までの30年間で約2倍となっています。
空き家数のうち、「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家(※)」は385万戸と、2018年(349万戸) と比べ、37万戸の増加となっており、総住宅数に占める割合は5.9%となっています。
静岡県は、空き家数が2023年29.5万戸、2018年は28.2万戸、空き家率は2023年 16.6%で2018年 は16.4%でした。
その内、賃貸・売却用及び二次的住宅を 除く空き家数は2023年10.4万戸、2018年は8.8万戸、空き家率は2023年 5.9%、2018年 は5.1%でした。
※賃貸・売却用及び二次的住宅を 除く空き家
賃貸用の空き家、売却用の空き家及び二次的住宅以外の人が住んでいない 住宅で、例えば、転勤・入院などのため居住世帯が長期にわたって不在の 住宅や建て替えなどのために取り壊すことになっている住宅など (注:空き家の種類の判断が困難な住宅を含む。)
空き家は放置していると固定資産税が6倍になるなどのリスクがあります。▶️空き家のリスク▶️「管理不全空き家」とは-指定で固定資産税が6倍